【名言】「天国からの奇跡」に登場した心に残るセリフまとめ
2016年公開の「天国からの奇跡」。
今回は本作に登場した素敵なセリフ、ストーリーの鍵となった名言をまとめてみました。
セリフの引用は全て「日本語字幕」からのものです。吹き替え版と若干のセリフの違いがあるかもしれません。ご了承ください。
ちなみに、本作「天国からの奇跡」と似た名言が登場するのが名作「フォレスト・ガンプ」。
「天国からの奇跡」に登場した心に残る名言まとめ
【名言1】「信じることで我々は守られます」
このセリフは映画冒頭、教会でのシーンで登場しました。
「傘はさせる。ヘルメットや(生命)保険もある。だが他に必要なものが一つ。それは見えないし買えない。信仰です。信じることで我々は守られます。」
スコット牧師
宗教色の強い、ややベタなセリフですが本作の軸となる「信じ続けること」の大切さを現すメッセージとして、重要なセリフでもあります。
【名言2】「神様は愛している」
アナベルは偽性腸閉塞を患いました。
残留物で膨れ上がった自分のお腹を見て、アナベルは母にこう尋ねます。
「神様にも治せないの?」
この問いに対し、一度は「神」の存在すらも疑った母クリスティーはこう答えました。
「ママにも分からないけど、神様は愛している。」
クリスティー・ビーム
本人のアナベル以上に絶望の淵に追いやられ、心が折れそうになっていたはずの母クリスティーでしたが、娘に対してせめてもの言葉をかけました。
【名言3】「神様、います?」
藁にもすがる思いでヌルコ医師の勤める病院へ予約の電話をしていた母クリスティー。
しかし、ヌルコ医師の予約は先まで埋まっており、予約が空くのは他の患者が亡くなったときだけだ、と電話口で教えられます。
精神的に追い込まれたクリスティーは庭で空を眺め、こう呟きました。
「神様、います?聞いてます?私には聞こえません。」
クリスティー
この時のクリスティーの視界には、例の「樹齢100年の大木」が映り込んでいました。
この段階でまさか伏線回収されるとは誰も予想しなかったことでしょう。
【名言4】「もっと重病だと母親の私には分かる」
医師の診断は「流動炎」や「乳糖不耐症」と言った的外れなものばかり。
娘の症状を近くで見ていた母クリスティーは、もっと重病が隠れていることを疑い続けていました。
そんなクリスティーは、ダメ元で予約の取れていないボストンの小児専用病院へ足を運びました。
受付スタッフに直接、ヌルコ医師の予約を取らないか確認します。
もちろん簡単に予約は取れず、受付係も困った表情を見せます。
クリスティーは心の叫びを、意味がないと分かりながらも受付の女性にぶつけました。
「前触れもなく突然病気になったの。原因が分からない。乳糖不耐症や食道炎と言われたけど、そうじゃないのよ。もっと重病だと母親の私には分かるの。いつまで頑張れるか。」
クリスティー
クリスティーの頭の中では、木登りやサッカーをしていた無邪気なアナベルの姿が浮かんでいたのかもしれません。
【名言5】 「街を見たい?」
病院帰りに立ち寄ったレストランでアンジェラと出会います。
3人の子供を育てていたアンジェラ。親切心からアナベルに話しかけます。
遥々ボストンまで、小児科の為に来たアナベルの体を見て何かを悟ったのか、アンジェラはこう提案しました。
「明日は休みだから、私が案内してあげる。街を見たい?」
アンジェラ
映画終盤のシーンを見ると、アンジェラは元々休み予定だった訳ではなかった様子。
ただ、アンジェラは自分に何ができるか考え、行動に移ったのかもしれません。
【名言6】 「患者が良くなったらだ」
アナベルはエルモの柄の入った可愛いネクタイを見て、「そのネクタイは?」こう尋ねました。
ヌルコ医師はこう返します。
「賭けでエルモに負けた。負けたほうが相手のネクタイをする。」
ヌルコ医師
それに対しアナベルは「いつ外せるの?」と尋ねました。
「患者が良くなったらだ。だから良くなってくれ。このネクタイをしてると妻が私を無視する。」
ヌルコ医師
ユーモアを交えながらも患者(ましてや子供の患者)を励ますことのできるヌルコ医師は、本当に優秀な医者だとこのシーンで多くの方が痛感したはずでしょう。
【名言7】「経験から言って、神を選ぶ方がいい」
教会に来なくなってしまったクリスティーに牧師は「どうすれば来てくれるか」を尋ねました。
この問いにたいしてクリスティーは「(アナベルを苦しめる)神様の意図を教えてくれたら」と答えました。
これに対し牧師はこんな言葉を残します。
「その答えは分からない。だからと言って神を否定できない。私は落ち込んでいた時、両方試した。神を信じる努力もしたし、背を向けもした。経験から言って、神を選ぶほうがいい。」
牧師
【名言8】「そのうち分かる」
大木の中に落ち、不思議な体験をしたアナベル。
アナベルはその中で体験した不思議な話を両親に打ち明けます。
二人は話の内容に驚くとともに、他人に話した場合の周囲の反応を心配しました。アナベルを変人扱いするのではないか、と。
しかしアナベルは以下のように答えました。
「大丈夫よ。信じなくてもいいの。そのうち分かる。」
アナベル
子供の言葉とはいえ、これ程までに説得力のある言葉も珍しいでしょう。
本作の謎のひとつ「死後の世界はあるのか、ないのか」。
この問いに対する答えもいずれ分かることになるのかもしれませんね。
【名言9】「だから最高の気分で、お別れができます」
その後のヌルコ医師の診察でもアナベルの症状が確かに消えたことが分かります。
これに対し、クリスティーは疑問を投げかけます。
何故治ったのか、医学的な説明が欲しい、と。
ヌルコ医師は「自然寛解」という言葉を使いました。
科学的に説明の難しい治癒をこう呼ぶと、説明します。
「患者が良くなった。だから最高の気分で、お別れができます。」
ヌルコ医師
おそらく、ヌルコ医師にとってもこれほど嬉しい瞬間はそうそう来なかった事でしょう。
【名言10】 「もう家族だから」
診察が終わり、アンジェラとの別れが来ます。
アナベルはアンジェラにこう伝えました。
「おばさんと呼んでもいい?もう家族だから」
アナベル
アンジェラはもちろんそれを受け入れました。
きっとアンジェラとの関係は、今も続いている事でしょう。
【名言11】「奇跡とは優しさです」
アナベルの体験談は一躍世間で話題になります。
マスコミにも引っ張りだことなり、協会には多くの観衆が集まりました。
クリスティーは、代表して今回の出来事で感じたことを壇上で話しました。
「お話しすることに迷いました。教会とは疎遠でしたから。アナが病気になった時は理解できなかった。神を愛する娘がなぜ苦しむのかと。私は希望を失い、孤独を感じ、祈りへの応えがないことに怒りを覚えました。神を疑い、そのせいで周りが見えていませんでした。アインシュタインいわく人生は2通り。奇跡はないと思って生きるか、すべてが奇跡だと思って生きるか。すべてが奇跡だと思えなかった私は多くを見逃した。奇跡はあふれていた。奇跡とは優しさです。時に奇跡を起こしてくれるのはたまたま会った人たち、そしていつでも助けてくれる友人たち。奇跡とは、愛です。奇跡とは神です。そして神は赦(ゆる)してくださる。多くの子どもたちが苦しむ中、なぜアナは治ったのかわかりません。ですが経験から知りました。私は独りじゃない。皆さんに何があろうと、皆さんと独りではありません。奇跡を通じ神は伝えています、その存在を。ありがとう。」
クリスティー
「奇跡は優しさであり、愛、そして神そのもの」
個人的にも映画史に残る名言として心に刻まれました。
本当にいいスピーチです。。
【名言12】「…僕は信じる」
ただ、そんなクリスティーの話に疑念を抱く人々も居ました。
「話が出来すぎている」「ただ目立ちたいだけなんじゃないか」
しかし、そんなクリスティーに助けの手を差し伸べたのは、一度仲違いをしたヘイリーの父、ベンでした。
「…僕は信じる。病院でアナを見た。つらそうだった、助からないかと思うほど。僕は神を信じてなかった。だが娘が…。僕のかわいい娘が…最近亡くなった。名前はヘイリー。10歳だった。がんを患い、ひどく苦しんだ。だか最後の数週間は違って安心しきっていた。愛を感じていた。それに神の存在も。アナが娘に教えてくれたんだ、信じることを。平安を。だから、今日ここに来た。ボストンからアナベルにお礼をしに。あなたにも、話をありがとう。」
ベン
【名言13】「私たちは毎日が奇跡だと思い生きている。」
「私たちは毎日が奇跡だと思い生きている。実際にそうだから。」
クリスティー
映画のラストを飾るセリフは、上記の素敵な言葉で締めくくられました。
まとめ
「奇跡は毎日起きている」
このセリフは冒頭でも触れたように名作「フォレスト・ガンプ」でも登場しました。
「フォレスト・ガンプ」内では、ガンプの母親がガンプに対して伝えたセリフとして有名です。
あなたの日常にも「奇跡」は溢れていませんでしょうか。改めて日々を見直すきっかけにこの記事が役立てば幸いです。
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