【名言】プライベートライアンの心に刺さるセリフ【ネタバレ注意】
映画「プライベート・ライアン」はスティーブンスピルバーグ監督の手掛けた大作の一つ。
本作は、ショッキングな戦争描写に注目されがちですが心に刺さる名言も多く登場する作品の一つでもあります。
今回は、「プライベート・ライアン」に登場した名言に注目して記事にまとめました
本作を「もう一度見返したい!」そう感じた方は以下の記事も参考にお読みください
映画「プライベートライアン」の名言まとめ
そう割り切る。任務か、それとも兵士の命か
ミラー大尉の手の震えの話題になった時、ミラー大尉自身が語ったセリフ。
彼がいかに「部下の死」を重く受け止め責任に苛まれていたのかが読み取れます。
「部下が、部下が死ぬとおれは自分にこう言い聞かせる。それは2人..3人…10人の部下を救う為だったと。時には100人を。おれが失った部下の数を?94人だ。ということはその10倍の命を救ったわけだ。もしかしたら20倍かもしれない。そう割り切る。任務か、それとも兵士の命か。その選択だ。」
ミラー大尉
気の進む任務がどこに?
ライアン捜索中、レーダー基地下に敵がいることを確認したミラー大尉一同は、敵を迂回するか迎え撃つかで意見が割れました。
結果として、ミラー大尉は敵を撃破してから進むことに決めます。この時のミラー大尉は、反論する仲間を前にしてこう述べました。
「気の進む任務がどこに?」
ミラー大尉
ミラー大尉の言う通り、戦争自体が理不尽なものであり、気の進む任務は一つもありません。
ミラー大尉の皮肉と戦場での経験を裏付ける言葉が心に残りました。
死にたくない
戦闘で死亡したウェイドの最期のセリフ。
助からないことを悟った仲間と、死ぬ直前のウェイドの言葉から戦争の悲惨さが感じ取れる場面です。
「…重傷ですか?背骨を…撃たれてますか?…背骨は?傷の大きさは…?…方々から出血してるのか?肝臓だ..!肝臓を撃たれてる..!もう少し..もう少しモルヒネを..。死にたくない。ママ..ママ..うちへ帰りたい。うちへ…。ママ、ママ…」
ウェイド
そのための任務だ
ウェイドの死を受け、仲間割れをする部下に向かってミラー大尉は口を開きました。
「おれは教師だ。作文の教室。ペンシルベニア州のアドレーって町だ。11年間、高校の教師。春は野球部のコーチも。故郷の町で高校教師と言うとたいていの人は納得した。だが戦場では、おれは、大きな謎だ。顔まで変わったんだろう。あまり変わって、女房も見間違えるかもしれない。女房にどう話すか。例えば今日の話しを。ライアンは、おれにはどうでもいい。ただの名前にしか過ぎない。だが彼を捜し、帰還させたら胸を張って女房の所へ戻れる。そのための任務だ。お前は我々から離れ、別のところで敵と戦う?よかろう。おれは止めない。許可書も書いてやろう。1人殺すごとに故郷が遠のく気がする。」
ミラー大尉
あなたのように胸を張って故郷に戻れる
ようやく見つけた「ライアン」でしたが、彼は残って戦う意志をミラー大尉に伝えます。
ライアンを残して撤退するか、決断を迫られたミラー大尉は古参兵のマイクに相談しました。
その時のマイクのセリフが以下になります。
「奴の言う通りみんな同じように戦ってる。やつを残して引き上げるか、あるいは我々が一緒にここで戦い、生き残って帰国するか。いつの日か振り返って思う。”ライアンを救ったことがこのクソ戦争で唯一誇れることだ”と。そう思います。おれも、あなたのように胸を張って故郷に戻れる。」
マイク
意味のない戦争と任務に、無理矢理でも意味を見出そうとしたマイクの兵士としての姿勢が伺えます。
しっかり生きろ
ミラー大尉は死に際、ジェームズにこう語りかけました。
「ジェームズ。無駄にするな、しっかり生きろ。」
ミラー大尉
今日まで一生懸命生きたことが、その証です
年老いたジェームズがミラー大尉の墓跡の前で残したセリフ。
彼はもしかしたら、ミラー大尉の分の2人分の人生送ってきたのかもしれません。
「今日は家族も一緒です。彼らの希望です。正直に言って、自分の気持ちが不安でした。橋でのあなたの言葉を忘れた日はありません。今日まで一生懸命生きたことが、その証です。あなたがして下さったこと、私がそれに報いていたら幸せです。」
ジェームズ
私はいい人生を?
自分の人生に不安を常に抱いていたジェームズは妻に尋ねました。
ジェームズ「私はいい人生を?私はいい人間かな?」
妻は何かを察した様に、そして優しい眼差しでこう答えます。
ジェームズの妻「もちろんよ。」
最後のジェームズが墓に向かって行った敬礼シーンは、映画史に残る名場面と言えるでしょう。
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