映画「ゴースト」ろくろ回しシーンの意味を考察!何を隠喩していた?

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「ゴースト」に出てきたろくろ回しの意味って何なんだろ?
何を隠喩してるの?

こんな疑問に関して書きました。

映画「ゴースト」は1990年公開のアメリカ映画。

二人が手を重ね合い、ろくろ回しするシーンは名場面中の名場面。映画ファンなら見たことのある方も多いはず。

今回はそんな「ろくろ回し」がなぜ用いられたのか、どんなメッセージがあったのかを考察しました。

目次

映画「ゴースト」に登場した「ろくろ」の示したメッセージを考察

facebook公式アカウントより

考察は以下の2つ。

ろくろ回しの考察①男性器を表したメタファー説

一つには代表的な考察として「男性器」を表した隠喩だったと言う説。

純愛に溢れた二人の愛を表す表現として、監督であるジェリー・ザッカーはろくろ回しを用いたと考えられます。

男性器を表した表現という事が「いかにも」な撮り方では、ここまでロマンチックな映像にはならなかった事でしょう。

さりげなく、男女の純愛の表現を映像で表したこの場面は、監督の手腕といえます。

ろくろ回しの考察②永遠の愛を表したメタファー説

劇中に幾度となく登場したろくろの存在は、「二人の永遠の愛」を隠喩していた可能性も考えられます。

ろくろはその構造上くるくると回り続け、ろくろを用いて造られる皿や陶器は基本円形を描きます。

本作に敢えてろくろを登場させたのにも、もしかしたら「愛は永遠に続く」ことや「輪廻転生」に近い表現をメッセージとして伝えるために用いられたのかもしれません。

愛する二人が死別したとしても、二人の心は永遠に繋がり続け、愛は不滅の存在です。

また、回るろくろを上から映し出すシーンは、直前のレコード盤がくるくる回る描写にも似た撮り方をしていました。

もしかしたら、ろくろ回しもレコード盤も「永遠の愛」を示すために用いられた描写だったのかもしれません。

ろくろ回しの考察③「1」を表していた説

二人が手を重ねて棒状に伸びたろくろは、数字の「1」を表していた可能性も考えられます。

数字の「1」は「始まりの数字」。

「0」は完全に存在しない「無」を示しますが、それに対して「1」は「有」を示します。

この説がもし正しければ考えられるのは「愛」の存在。

「愛」は目には見えないので存在しているかどうかは正味分かりません。ただ本作のサムとモリーの間には、確実に二人を繋ぐ熱い絆がありました。

それが「愛」かもしれません。

また、本作には幾度となく「ペニーコイン(=1セントコイン)」が登場します。

それを考慮すると、本作と数字の「1」との繋がりは全くないとも言い切れません。

ちなみに、本作に登場した「ペニーコイン」に着眼した考察記事は以下でも書いてます。

まとめ

ややこじつけに近くもなりましたが、個人的に感じ取った考察は上記の様になりました。

自身の考えを擁護する様なコメントになりますが、映画シーンの捉え方はまさに「自由」であり答えは無いと思っています。

面白かったと感じて下さった方や「こんな見方もできる」といったご意見のある方は、是非コメントまでお寄せいただけると幸いです。

お読みいただきありがとうございました!

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