【7つ目は何?】「7つの贈り物」でティムが残した贈り物を振り返る
映画、「7つの贈り物」は2009年公開(※日本において)のアメリカ映画。
ラストシーンにおける主人公ティム(ウィルスミス)の衝撃的な決断は見ている人々の心を揺さぶるものでしたね。
そんな主人公のティムが人々に送った「7つの贈り物」ですが、初見だと
何と何と何を送ったんだっけ?
と主演の本人でさえも混乱をきたすほど少し複雑な内容でしたよね。
そこで今回は、主人公ティムが出会った人々に送った7つのものを全てハイライトとして振り返ります。
本作は時系列的にも複雑な撮り方をしているため、初見では中々理解しきれない部分も多いかと思いますので、ここで改めて振り返っていきましょう。
ベンが贈った7つの贈り物を振り返る
では本題の「ティムが人々に贈った7つの物」をご紹介していきます。
- 肺(弟のベンヘ)
- 肝臓(ホリーへ)
- 腎臓(アイスホッケーのコーチへ)
- 骨髄(白血病の少年へ)
- マイホーム(コニーへ)
- 眼球(エズラへ)
- 心臓(エミリーへ)
1.肺(弟のベンヘ)
ティムは国税庁の職員である弟のベンに自身の肺を贈りました。
弟のベンはタバコの吸いすぎで肺がんを患い、兄のティムにも口うるさく禁煙するように言われていました。
2.肝臓(ホリーへ)
ホリーは児童福祉施設で働く女性でした。心から「人のためを思い尽くす気持ち」を持っていたホリーの良さをティム自身は見い出していました。
3.腎臓(アイスホッケーのコーチへ)
ジョージは腎臓を患っており、透析治療を行っていました。(調べたところ、おそらくは腎不全)
腎不全は透析治療を続ければ治るものではなく、根本治療には腎移植が必要とされていました。
ティムは、そんなジョージに対して
4.骨髄(白血病の少年へ)
ティムは白血病で苦しんでいたニコラスに対して自身の骨髄を麻酔なしで提供します。
5.マイホーム(コニーへ)
恋人からのDVに怯えながらも、恋人を恐れ助けを求められなかった二児の母、コニー。
ホリーを介して彼女らを紹介してもらったティムは、亡き妻と以前住んでいたマイホームを贈ることにしました。
ホリーの「何故助けてくれるのか」の問いに対して、ティムは
「弱気になるな。」
「誰から譲り受けたかは決して言わないで欲しい。ぼくにも2度と連絡してこないでくれ。何故君なのかも、考えないで。どうか、ぼくの申し出を受け入れてほしい。そしてどうか、豊かな人生を送ってくれ。」
ティム
とそれだけ伝え後にするのでした。
6.眼球(エズラへ)
盲目でありながらもずば抜けたピアノの才能を持ち、何よりも善人であったエズラに対し、ティムは眼球を贈ることにしました。
エズラ自身も急展開には動揺を隠せずに居ましたが、ティムからの贈り物を受け取ることが彼なりの誠意だったのかもしれませんね。
7.心臓(エミリーへ)
ティムは恋心を抱いていたエミリーへ、最も大切な心臓を捧げました。
ティムの死後も、エミリーの中にティムは常に居て、エミリーの全身に血液を送ることで支え続ける事になるのでした。
まとめ
初見の時には、「どうして自分を犠牲にしてまで人助けをしているんだろう」と疑問を多く抱きながら観ることにはなりましたが、ティムの真意を知ることができた時、全ての行動に意味があったことが分かったかと思います。
なんの罪もない人々の命を奪った責任を感じたティムは、あのような最期を迎える以外に選択肢が思いつかなかったのかもしれませんね。
本記事をここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
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