【名言】心に残る映画「7つの贈り物」のセリフを深掘り

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映画、「7つの贈り物」は2009年公開(※日本において)のアメリカ映画です。

ラストシーンにおける主人公ティム(ウィルスミス)の衝撃的な決断は、かなり心に残るものがありましたね。

今回は、そんな「7つの贈り物」の中で出てきた、心に残る名言のセリフをまとめてみました。

セリフの言い回しは全て「本作の吹き替え翻訳」からの引用になります。字幕版とのセリフに若干の相違がある場合もありますのでご了承ください。

目次

映画「7つの贈り物」に出てきた名言集

「ぼくは7秒間で、自分の世界を破壊した。」

「神は7日間で世界を創造した。僕は7秒間で、自分の世界を破壊した。」

ティム

神話に残る”神”の存在を引用することで、自分がいかに愚かな過ちを犯したのかを表した言葉です。

短いセリフながらも、ティム自身の想いや、彼の感じていた責任の重さが伝わってくる言葉ですね。

「ケン・アンダーソン、ニコル・アンダーソン…」

「ケン・アンダーソン、ニコル・アンダーソン、アリー・アンダーソン、エド・ライス、スティーヴン・フィリップス、モニカ・フリーマン、サラ・ジェンセン…!」

ティム

こちらのセリフは映画冒頭のシーン。主人公ティムがエズラに対して初めて電話をした直後の場面。ティムは苛立ったようすで7名の人物の名前を連呼し、部屋にあった椅子を投げつけました。

そう、この7名はティムが事故を起こしたことにより命を落としてしまった7名の人物名だったのです。

そしてこの中で最後に呼ばれた「サラ・ジェンセン」こそが、ティムの愛していた女性の名前なのです。

「平凡すぎる人生か。ぼくの人生よりよっぽどマシだ。」

「私には心臓をもらう資格があるとは思えない。何故なら私の人生は、あまりにも平凡すぎるから。」

エミリー

そのセリフのあと、エミリーの表情は曇り、察したティムは失礼なことを言った、と謝罪します。

ティムはエミリーに「自分はいい人間じゃないと思ってる。」そう問いかけると

「私があなたに同じことを聞いたらどう答える…?」

「平凡すぎる人生か。ぼくの人生よりよっぽどマシだ。保証するよ。」

ティム

たしかに主人公ティムの人生は平凡とは良くも悪くもかけ離れていたのかもしれません。

マサチューセッツ大に入学し、将来を嘱望された時代から一変、不慮の事故により多くの人を犠牲にしてしまいました。エンジニアになり多くの人に夢や希望を与えるはずの男が、一気に他に堕ちたという訳です。

そしてその直後に弟ベンの肺がんが発覚。あまりにも波瀾万丈すぎたティムの人生は、「何もない平凡な日々」を求めたくもなる過酷なイバラの道でした。

短いセリフの中に、ティムの心境や彼に何があったのかを言い表しているようにも感じられますね。

「だがおれは計画通りに進める。…心配するな。」

子供の頃からの付き合いがある親友のダンが、ティムの宿泊するモーテルへ尋ねた場面でのセリフ。

ティムはダンから渡された書類にサインをしていました。(おそらく、臓器移植関係の同意書のようなものでしょう。)

書類へのサイン中、ダンは改心させようと思っているのか、昔の思い出話を話し始めます。

しかしティムは「計画に集中しろ!約束は守れよ。」とダンに対して叱責をしました。

するとダンは以下のセリフを投げかけました。

「おれがお前を失望させると思うか?おれたちはガキの頃からの親友だぞ!よく聞け。こんな頼み、、普通じゃあり得ない!とてもじゃないが、簡単にできる事じゃない。だがおれは計画通りに進める。…心配するな。」

ダン

たしかにダンの言う通り、ティムの頼みごとは「普通」ではなかったでしょう。親友が死ぬための準備を進めていく彼の心境は想像をするのも容易ではないでしょう。

しかし親友の心からの頼み。力になってあげたい気持ちと、なんとか親友を思い改めさせたい気持ち、そんか心情がこのセリフの中に混ざっているような気がしました。

「どうか、ぼくの申し出を受け入れてほしい。」

「弱気になるな。」

「誰から譲り受けたかは決して言わないで欲しい。ぼくにも2度と連絡してこないでくれ。何故君なのかも、考えないで。どうか、ぼくの申し出を受け入れてほしい。そしてどうか、豊かな人生を送ってくれ。」

ティム

「一度でいいから走ってみたいな。」

「やりたいことが多すぎる。そばに医者が居ないことなんか心配せずに、13時間飛行機に乗ってみたい。リュック一つで、旅行して色々経験したい。世界を見たい。ゆっくり時間をかけて、自分が何者なのかを考えてみたい。心の向くままに色んなことをしたい。一度でいいから走ってみたいな。時々どんな感じか考えるの、走ってる時の気分を。」

エミリー

幼い頃から心臓病の影響を受け、何もやりたいことができずにいたエミリー。

このセリフからも、エミリー自身が心臓移植が叶う可能性は低いことだという現実をしっかり認識してたことは読み取れます。

そのため、叶わないであろう夢を語るこのエミリーのシーンは何とも切なかったですよね。

しかし、最終的に自分の身を呈してでもこのエミリーの夢を叶える手助けをしたティムは1人の人間の新しい人生(健康な心臓を手にした人生)を作り出したと言えるでしょう。

「ありがとう。ありがとう…!」

エミリーとティムは、エミリーの自宅で愛し合いました。そしてお互い、

「すみません。あの、、彼女は…、すみません、この前より少しは助かる見込み、エミリーが助かる可能性は、増えたんでしょうか。」

しかし現実は非情なもので、「エミリーの助かる見込みは予想でも3〜5%ほど」と主治医から知らされます。

この直後、ティムが落ち込むかと思った主治医でしたが、ティムは「もう結構」と言ったようなジェスチャーと共にこう伝えます。

「ありがとう。ありがとう…!」

ティム

ティムはこの時、遂に「自分の心臓を移植しないとエミリーは治ることはない」「エミリーこそ最後の贈り物を贈るべき人物」だとそう確信したのかもしれません。

そんな覚悟や思いが込められたのがこの「ありがとう」のセリフだったのでしょう。

「確かめたかったんだ。確認したかった。」

ティムは、弟の名前、「ベントーマス」を名乗り、エズラに電話をかけます。そしてエズラに何週間か前に電話をかけた者だと、そう伝えました。

ティムの予想に反し、ベントーマスの存在を覚えていたエズラ。

そんかエズラにティムはこう伝えました。

「あの時は酷いことを言ってすまなかった。確かめたかったんだ。確認したかった。君が忍耐強く親切な、いい人間だと。君に贈り物をしたい。ダン・モリスという男が神を訪ねる。彼を信じてくれ。」

ティム

この時エズラは電話越しのベントーマス(ティム)に対して、「あなたはダイナーに居た人ですか?」と問いかけます。

するとティムは

「さようなら。」

ティム

と一方的に伝え電話を切りました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回取り上げたように本作の中には、名言と言える心に残るセリフがいくつも登場してきますが、1度目の鑑賞の時よりも2度3度と見直していくとよりそれらセリフの持つ意味や背景が深く感じられます。

お時間に余裕のある方は、是非見直し鑑賞もしてみてくださいね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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