MENU
タケオ
◯「映画沼」の管理人
◯薄給アラサーサラリーマン
◯主に通勤時間などにプライムビデオを活用し、コスパ重視で映画を楽しむ生活を送っていますです。
※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています。
【PR】あなたへのおすすめ
\日替わりで毎日セール開催中/Amazon【PR】

【考察】何故ロシア人を助けた?「ヤギの薬」の意味(映画ターミナル)

  • URLをコピーしました!
無料お試しあり!おすすめの動画配信VOD

なんでビクターは見知らぬロシア人のことを助ける選択をしたの?
「ヤギの薬」は何か映画演出的な意味があったのかな?

こんな疑問に答えます。

この記事を書いている私はにわか映画マニア。好きな映画を何度も見返しては独自に考察したりしています。

今回は映画ターミナルに出てきた「ロシア人をビクターが救出する場面」にフォーカスを当てて考察していきます。

目次

【結論】ロシア人を助けたのは自身の境遇と重なる部分があったから

ひとえに、ナボルスキーがロシア人を助けた理由には「お互いの置かれた境遇」が重なったからと言えるでしょう。

拘束されたロシア人は病気の父親のために薬をカナダへ届ける予定でした。

ただ、「空港の規則」と「法律」の関係上、必要書類を揃えないと薬は持ち出せない事をディクソンに告げられます。

「空港の規則」や「法律」の関係で、「大事な目的」を果たせず足止めを食らっている状況はナボルスキーとほとんど同じ。

ナボルスキーは初め、通訳を真面目に行い、ロシア人が拘束される流れへと向かいましたが、最終的には自身の目的よりもロシア人男性の目的(薬を父親に届ける事)を優先し、ディクソンに嘘の通訳を伝える機転を効かせました。

ただの親切心からついた嘘かもしれませんが、もしかしたらナボルスキーには、父親を助けるためにディクソンに懇願していたロシア人が自分と重なって見えたため、手を貸したのかもしれません。

何故スピルバーグは「ヤギの薬」を登場させたのか?意味を考察

本作の見どころである「ヤギの薬」のシーンには、スピルバーグ監督の意図が隠されているようにも感じられます。

スピルバーグ氏はユダヤ人監督としても有名。ちなみにユダヤ教とヤギの関連性は極めて高いです。

ロシア人を助ける場面、あれだけ「ヤギ」を連呼していたシーンを見ると、その疑念はほぼ確信に変わります。

個人的には「ヤギ」の持つ宗教的位置付けと作中のナボルスキーを結びつける狙いがあったんじゃないかと、考察しました。

ヤギは「生贄」でもあり「悪魔」「神様」とも言われる存在

ヤギは宗教と関係深い動物としても取り上げられることの多い存在。

代表的な宗教的扱いとしては以下の3つが挙げられます。

  • ヘブライ聖書→生贄
  • キリスト教→悪魔
  • ギリシア神話→神様

一つ目の「生贄」に関しては、正にナボルスキーそのもの。

ナボルスキーは自らの「自由」を放棄する代わりに見ず知らずのロシア人を助けたり、親友であったグプタやクルズらを解雇から守るために救う選択をしました。

グプタが一同の前で「ヤギのナボルスキーだ!」と話していたのもまんざらでもないです。

また、そんなグプタも自らを生贄にする選択を、言わば贖罪の為に取る形になりました。

そして「ヤギの薬」騒動に最も絡んでいた主任のディクソンは良くも悪くも「悪魔的存在」。

自身の昇任の為なら他人のことは二の次にし、とにかく「ルール遵守」を徹底した存在でした。

実力主義で、人情味に欠けたディクソンの存在は悪魔的であると同時に「アメリカ社会の抱える問題を擬人化した存在」でもあったのかもしれません。

作中でやたらと強調されていた「ヤギ」の存在には、もしかしたらそう言った背景や意味づけが隠されていたのかもしれません。

ロシア語の「ヤギ」と「父親」はあまり似ていない..

ちなみにGoogle翻訳で調べたところ、ロシア語の「ヤギ」と「父親」の音は似てるような似てないような..

厳しい判定をするならあまり似ていないというのが率直な感想。

  • ヤギ→ kozel
  • 父親→otets

ただ、ビクターはディクソンや空港警備員一同がロシア語に詳しくない点をうまく利用し、その場を嘘でやり過ごしました。

まとめ

ヒューマンドラマのアメリカ映画として名作であるターミナルは見れば見るほど奥深い映画かもしれません。

そして主人公トムハンクスの演技は良い意味で中毒性が高いです。

是非お時間のある方は、スピルバーグ監督の映画に今回取り上げたような「隠れた宗教的表現」が無いか探してみてくださいね。

お読みいただきありがとうございました😌

【PR】話題のニュース
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次