プリヤはなぜ殺された?映画テネットのラストシーンをネタバレ考察
テネットのラストシーンで何でプリヤは殺されたの?
こんな疑問に答えます。
超難解映画として有名な「テネット」
今回は、そんな「テネット」のラストシーンの謎に注目します。
何故黒幕だと思われていたプリヤが主人公に殺されたのか、ネタバレを含みつつ解説していきます。
プリヤが名もなき男に殺された理由を考察
プリヤがラストシーンで主人公名もなき男に車内で殺害をされた理由は、テネットの流儀にのっとった為というのが率直な答えになるでしょう。
主人公名もなき男は、キャットを暗殺しようとしたプリヤを殺し、キャットの事は殺害しないまま、映画の幕を閉じました。
テネットの流儀=真実を知る者は死ぬこと
ちなみにテネットの流儀では、
アルゴリズムの情報を知ることは人類の危機に直結すると考えられていました。
情報を知っていると言うことは機密が漏れるリスクを抱えていることに繋がります。
本作冒頭で、歯を引き抜かれる拷問を主人公が受けるシーンが登場したのも「情報は知っていれば盛れる可能性があること」を暗示していました。
その為、アルゴリズムの情報を完全に隠し通してそもそも無かったことにする為には、情報を知っている者が全て死を持って情報と共に消えることが必要とされたのです。
キャットが名もなき男に殺されなかった理由
ただここで一つの疑問が残ります。
テネットの流儀に従うと、アルゴリズムのことを知っているキャットも死を持って情報を消し去られる必要が出てきます。
しかし名もなき男はキャットを殺さずに映画の幕を閉じました。これにはキャットの息子、マックスの存在が影響したことが推測できます。
キャットにとっての息子の存在
キャットは劇中で度々、息子への愛を漏らす発言を残していました。
キャット自身も話していた通り、マックスの存在は彼女にとって全てであり、全ての行動は息子の為であったと捉えても間違えではなかったでしょう。
そんなキャットの性格からも主人公名もなき男は、キャットが情報を知っていることが危険に繋がるとは考えられないと判断をした為、キャットを殺そうとはしなかったのかもしれません。
主人公を始めとした、ニール、アイブス、セイター、プリヤが死んだ状況で、キャットがアルゴリズムの情報を知っていることを知っている者はいません。
それはすなわち、情報は消されているに等しいとも言えるでしょう。
キャットが死なずに済んだであろうことが推測される本作のラストシーンにはそういった背景が関係していた可能性が高いです。
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