【名言まとめ】映画プラトーンに登場した心に刺さるセリフ集
映画「プラトーン」はオリバーストーン監督自身が実際に1年5ヶ月の間戦場で体験した実体験を元にして作られた作品。
ノンフィクションであるゆえに内容は臨場感とリアリティに包まれています。その中で登場する幾つものセリフには、考えさせられるものがありました。
今回は、本作に登場した心に刺さる名言を全て振り返ります。
プラトーンの歴史に残る名言まとめ
「若者よ、若い内に楽しめ」
映画冒頭に出てくる言葉。元は旧約聖書からの引用の言葉です。
「若い者よ、あなたの若い時に楽しめ。あなたの若い日にあなたの心を喜ばせよ。あなたの心の道に歩み、あなたの目の見るところに歩め。ただし、そのすべての事のために、神はあなたをさばかれることを知れ。」
旧約聖書
「理性の通じないところを地獄と言うなら、ここがそういうところだ」
「来てからたった一週間でもう嫌になった。一番嫌なのは先頭に立つ時だ。いきなり敵と出くわしたらどうする?とても疲れる。朝5時に起きて夕方まで歩いたり穴を掘ったりの毎日だ。徹夜で待ち伏せする時もある。誰も何も教えてくれない。新兵なんか構ってられないんだ。実戦経験のない者は軽く見られる。ベトナムで死ぬなら早い方がいいらしい。苦労が少なくて済む。夜、陣地の中に居られれば幸せだ。3〜4時間眠れる。でも浅い眠りだ。1年も続ける自信はない、来たのが間違えだった。」
テイラー
「彼らこそ真のアメリカ人だ」
「パパもママも僕の入隊に反対して、マイホーム人生を送らせようとした。僕はパパたちの俗物主義に反発したんだよ。出世なんかしたくない。名もない平凡人でいたい。国にも尽くしたい、おじいさんやパパも従軍した。だから僕も志願したんだ、一兵卒としてね。兵隊は大抵地方出身で底辺の人達だ。ポラスキーとかブランドンとか聞いたこともない街から来てる。せいぜいで高卒、地元の工員の口でもあればいい方だ。恵まれていない彼らが国のために戦ってる。縁の下の力持ちを自任してる。踏み付けにされてたくましくなってるんだ。彼らこそ真のアメリカ人だ。」
テイラー
「泥の中で悟ったような気がする。」
「泥の中で悟ったような気がする。これからの僕は少しはまともな人間になれそうだ。そのためにここで学ぶことは多いだろう。おばあちゃんに会いたい、ママにも宜しく。」
テイラー
「この姿をよく見ておけ。」
新兵のガードナーが死んだシーンでのバーンズが残した言葉。
「この姿をよく見ておけ。どんなか覚えとけ。戦闘の時、ドジを踏む奴は本国へ送り返す、死体袋でな。陣地外では一瞬も油断するな!お前もだぞ、待ち伏せの時は眠るな!眠ってる奴を見たら許さん。痛い目に遭わしてやる。いいな?衛生兵!死体を袋に入れろ。」
バーンズ
「敵の女でも人間だぞ!」
「馬鹿野郎!どけ!汚ねえことやめろ!ケダモノめ!敵の女でも人間だぞ!馬鹿野郎!お前らは皆ケダモノだ!まだわからないのか!?」
テイラー
「この戦争は負ける」
「綺麗な空だ」
「ああ、空だけはな。あの星たち、良いも悪いもなく光ってるんだ。」
「詩的だな。バーンズと仲悪いね。」
「あんたは?」
「奴は自信家なんだ。1965年まではない、今は、違う。今日はほんの序の口だ。この戦争は負ける。俺たちの国は横暴すぎたよ。罰が当たるころだ。」
エリアス
「疑惑と憎悪が渦巻き誰と戦ってるのか分からない。」
「こういう気候風土では体力を保つのが大変だ。疲れ切って手紙も書けない。善悪のケジメもつかない。士気は低く仲間割れしている。両派の勢力は半々だ。疑惑と憎悪が渦巻き誰と戦ってるのか分からない。除隊の日だけが楽しみだ。」
テイラー
「死ぬってどんなことか分かるか?」
「誰を殺すって?経験あるか?殺せるか?笑わすな、ヤク中ども。ヤクは現実からの逃避か?ふざけるな。俺自身が現実だ。そう思ってれば間違いない。エリアスはクズだ。偽善者だった。命令通り動く者は良い兵隊だ。逆らわれると軍隊はダメになる。軍隊がダメになれば皆んなやられるんだ。だからそういうやつは許せない。誰でもだ。エリアスが好きか?敵仇とりたいか?やってみろ、おれは1人だ。誰にも知られん。6対1だ。殺せよ。だらしねえ奴らだ。」
「死ぬってどんなことか分かるか?」
バーンズ
「俺たちは死を待つだけなのか?」
「俺たち死を待つだけなのか?」
「俺よりも社会全体のことさ。正しい者が殺され、バーンズの様な奴がのさばる。俺たちは黙って見てるだけでどうしようもないのか?」
テイラー
「英雄ぶって無茶するなよ。」
「時間がねえからいくぜ。しっかりやれ、あまり深く考えるな。英雄ぶって無茶するなよ。」
キング
「今日に限って悪い予感がする」
「今日に限って悪い予感がする。悪い予感だ。今度は生き残れそうもない、分かるか?」
「みんないつかは死ぬんだ」
「みんないつかは死ぬんだ。」
バーンズ
「敵は自分の中にいた」
「今から思うと俺たちは自分自身と戦ったんだ。敵は自分の中にいた。僕の戦争は終わった。だけど思い出は一生残るだろう。エリアスとバーンズの反目はいつまでも続くだろう。時として僕は彼らの間の子のような気さえする。ともかく、生き残った僕らには義務がある。戦場で見たことを伝え、残された一生を努力して人生を意義あるものにすることだ。」
テイラー
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