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タケオ
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【雷に7回打たれた】あの登場人物の意味を考察(ベンジャミン・バトン)

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映画、「ベンジャミンバトン」は2008年公開のヒューマンドラマ。

インパクトの強すぎるあらすじとブラッドピットのイケメンすぎる演技から高い人気を博し、一世を風靡しました。

そんな「ベンジャミンバトン」の中に出てくる登場人物の一人に”不思議な人物”が登場しました。

それが老人ホームで、出会った1人の老人。

彼は映画冒頭から中盤までの間に何度か現れます。それも急に。

そしてその度にベンジャミンにこう喋るのです。

「話したかな?ワシは雷に7回打たれたことがある。」

老人ホームのおじいさん

今回は、そんなおじいさんの意味していたものやメッセージを考察しました。

「何か意味があったのではないか?」と同じように疑問に思った皆様はぜひ読んでいってみてください。

目次

4つの考察

個人的な考察としては以下の4つ。

雷が意味していたのは、

  1. 恋をした回数
  2. 転機が訪れる回数
  3. 不幸に遭う回数
  4. 多種多様な人生の素晴らしさを意味していた可能性

だったのではないか、というものです。

※4つ目は後半に別途追記

では一つずつ、解説させていただきます。

1.恋をした回数

インターネットで探してみると、同じ考察をしていた方が意外と多かったです。

これは、雷というのは比喩表現で、おじいさんは生涯で7回「雷に打たれたような一目惚れや恋」をしたことを表していたのではないか、という説。

ただ、これに関しては作中において他にこの説を立証できる場面やシーンを見つけることが出来ませんでした。。

もしご覧の方でこの説を立証する証拠になるシーンを見つけた方はぜひコメント欄までお待ちしております。

2.転機が訪れた回数

「雷の回数」は、人生における転機の回数を示していたのかもしれません。

人間生きていれば、環境や考え方が変わるくらいの衝撃的出来事や転機が何度か訪れるもの。

おじいさんのセリフは、もしかしたらそう言った「人生の転機」を表した言葉だったのかもしれません。

作中でおじいさんが登場するタイミングは不定期でしたが、ベンジャミンの境遇に何か転機が訪れたタイミングで登場していたようにも思えます。

そう言った節目を表すキャラクターとして、作者側が演出していたのかもしれません。

3.不幸が訪れた回数

「雷に打たれた回数」はもしかしたら「不幸に遭う回数」のことを表していたのかもしれません。

生きていれば多かれ少なかれ不幸は必ず訪れます。

身近な人の死や、事故に遭い怪我や障害を負うこと。一言に不幸と言っても本当に様々です。

しかし、そういった障壁は乗り越えてこそ人生の素晴らしさを感じられるのかもしれません。

おじいさんの登場には、そういった意味が隠されている可能性だってありますよね。

4.多種多様な人生の素晴らしさを意味していたという説

また上記以外に考えられる考察としては、

「人それぞれ人生で経験する体験は十人十色であり、そのどれもが素晴らしい」

という映画的メッセージが含まれていたという可能性です。

作中何度も「話したかな?」と問いかけてくる老人のおじいさんは、もしかしたら軽い認知症を患っていたかもしれません。

しかし、そういった状況下でも人生で経験した最も印象的な出来事は覚えてたりするもの。

まあ確かに、7回も雷に打たれたのに生き残っているという経験は一種の武勇伝ですし、人に自慢したり話しの種にしたりするのは普通でしょう。

そしておじいさんは、以下のようにも語っていました。

「片方の目は見えず、耳も聞こえねえ。突然震えがくることもあるし、話したことも忘れちまう。だがな、生きてるだけでも幸運なことだ。」

おじいさんはこの経験を経て、

「どんな壁にぶち当たっても生きているだけでありがたい」

と思えるようになったのかもしれません。

人それぞれ、多種多様な人生がありますがそのどれもが素晴らしく、生きているだけでも幸せであることは確かです。

そういったニュアンスを観た人に伝えるための演出だったのかも(?)しれませんね。

人生は何があるか分からない

本作を何回か見返した結果、四つ目の考察が一番有力なような気がしています。

本作冒頭で、ベンジャミンの育ての親クイニーはこんなセリフを残しています。

「人生は分からない。」

クイニー

クイニーと恋人のティジーは付き合っていましたが子宝に恵まれず悩んでいました。そこに特異体質とはいえ赤ん坊が訪れることは誰しもが予想していなかったでしょう。

ベンジャミンがやってきたことも、雷に7回も打たれることもそうですが、人生は本当に何があるかわかりません。

どんは人生にも【死】は共通して訪れる

どんな人生を送っても【死】は平等に、誰のもとにも必ず訪れます。

ベンジャミンのように数奇な人生を送っても、7回雷に打たれて老人になるまで長生きしても、必ず最期には死が訪れます。

有名な「フォレストガンプ」の中でも、ガンプ母からこんなセリフが登場しました。

「死は人生の一部なのよ。」

ガンプの母親

本作は人類の永遠のテーマでもある【生と死】に関して新しい視点で描いた作品と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本作におけるこのおじいさんの存在は、かなりのインパクトがありますした。監督としてもきっと何か意図はあったはずです。

ただ答えはもしかしたら一つではなく、色々な意味合いを含んでいる可能性も高いでしょう。今回の考察はあくまで一素人の見解です。

ややこじつけのようになってしまいましたが、「こんな考えもあるんだな〜」くらいに捉えていただけますと幸いです。

また、「こんな見方もできる」「ここは違うんじゃない?」などご意見ございましたらお気軽にコメントお待ちしております。

お読みいただきありがとうございました。

「ベンジャミンバトン」好きにおすすめの映画

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「ベンジャミンバトン」を観て心を打たれた方におすすめな映画は名作「フォレスト・ガンプ」です。

ベンジャミンバトンと同じ脚本家が手がけている本作は「人生における大切なものは何なのか」を教えてくれる映画です。

ベンジャミンバトン以上に名作との呼び声も高い本作は、映画ファンならぜひ抑えておきたい作品です。

まだご覧に慣れていない方は是非観てみてくださいね!

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