ニールの正体は?ニール=マックス説を考察!「テネット」
映画「テネット」は”初見殺し”としても有名なクリストファーノーラン監督の代表作。
時間軸が逆行したり順行したりと超複雑な本作のストーリーは、観る回数を重ねるごとにその魅力に吸い寄せられます。
今回はそんな「テネット」に登場した重要人物「ニール」に関する考察記事
素性や生い立ちが謎に包まれている登場人物たちの中でひときわ謎めいているのが彼の存在。
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マックスとは?
観た回数がまだ少ない方は登場人物の顔と名前がはっきりしないということもあると思います。
ここで改めての復習ですが、マックスはセイターの妻キャットの実の息子に当たります。
劇中ではあまり顔がはっきり映らない息子のマックスですが、まじまじと見るとどことなくニールに似ているようにも感じられます。
ニール=マックス説を支える有力な仮説まとめ
ニール=マックス説が有力とされたのには以下のような決定的とも思われる映画的演出が確認されたことに由来します。
- (銃撃された)キャットの手当を熱心に行っていたから
- ニールがエストニア語を話せたから
- ニールとキャットの発音が似ていたから
- ニールの気品溢れる雰囲気がキャットにどこか似ているから
- 「MAXIMILIEN」を逆から読むと「NEIL」
この中でも特に2と5の仮説は疑惑を真実により近づけるものでしょう。
エストニア語はセイターの母国語であり、取得するにも難しいとされる言語です。
ニールがそんなエストニア語を取得できていたのも、父親がセイターであったことを暗示した演出だった可能性は決して低くありません。
そして、マックスのフルネーム「MAXIMILIEN」を逆行させて途中まで読むと「NEIL」となり、これが仮に偶然だとしたらとんでもない確率の出来事です。
そして逆さ読みが途中で区切られ「NEIL」となっているのも、伏線としてあからさまにしない為だったとも考えられますが、もしかしたら大人のニールが人類を救うために自らの命を犠牲にしたことも関係しているのかもしれません。
本作のラストシーンが意味のない描写には思えない
本作のラストシーンは、全ての黒幕であった名もなき男が、プリヤを殺し情報を全て消し去ることで任務を完遂して終わります。(厳密には別ユニットとして動いていた主人公、アイブズが死んだ時点で完全な任務完了)
殺した後のシーンでは意味深にキャットと息子マックスの後ろ姿が映し出されました。
個人的に最後の最後に親子の後ろ姿が映し出されたことには何かしら監督としてのメッセージがあったからではないかと推測しています。
ニールは主人公との別れ際に「出発点で会おう」と告げて別れます。
最後主人公がマックスの後ろ姿を見つめていたのは”素晴らしい友情の出発点”を示していたのかもしれません。
5円玉のストラップ、鍵の解錠が得意なことも何か繋がりがあるかも?
ニールといえば、劇中で何度か登場した「カバンに付けていた5円玉形状のストラップ」が目印になっていました。
そして「鍵の解錠が得意」という描写も何度か登場し、彼のキャラクター性を脚色しています。
これに関しては、ニール=マックス説に結びつけられる関連性が見つけられておりませんが何か映画的伏線が隠されている可能性は大いにあります。
また考察が見つかれば記事にしていきます!新しい考察に気づいた方はお気軽にコメントまでお寄せください。
お読みいただきありがとうございました。
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